葬式のマナーとは?服装はどうする?香典はいくら?受付のやり方と記帳のポイント

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訃報は突然知らされるもの。
初めて葬式に参列する場合、マナーが分からない。どんな服装をしたらいいのか分からない。

そんな風にあわてているのではないでしょうか。
まだ若い方ならなおさらです。


まずは落ち着いて、葬式で失礼に当たるマナーを知りましょう。
ここでは、葬式で気をつけること、失礼に当たる服装について紹介します。

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目次

葬式のマナーが分からない!初めての葬式で困ったを解決

突然訪れる葬式の機会にも慌てず対応するためのノウハウをご紹介

初めて葬式に出席される方へ、葬式のマナーを紹介します。


まず、気を付けたいのは時間厳守だということ。
読経の途中に入って着席するのは失礼に当たりますので、遅刻をしてはいけません。
それから、たとえ慌てていても携帯電話の電源を切ることを忘れないようにしましょう。

会場へ着いたら受付がありますので、まず「この度はご愁傷様でございます」とお悔みの言葉を述べます。
香典を両手で持って渡します。香典の向きは、表書きが相手から読める向きが正しい向きです。

香典を渡したら芳名帳に記帳をして、焼香の順番を待ちましょう。

焼香は、故人に向けて拝むこと。左手に数珠をかけて行います。


【立礼焼香のやり方】

葬儀会館など、イスに座って行われる斎場の場合

  1. 順番がきたら、祭壇に進み親族へ一礼します。
  2. 前へ進み、遺族や祭壇をみて一礼、または合掌をします。
  3. 抹香をつまみ、香炉のなかへ落とします。
  4. 1回~3回繰り返します。
  5. もう一度、遺影へ向かって合掌。
  6. そのまま遺影を向いたまま、2、3歩下がり、遺族へ一礼をしたあと席へ戻ります。


宗派によって、焼香の回数が変わります。
宗派が分からない。回数が分からない。というときもあわてないで下さい。

親戚の葬式なら、喪主の焼香を参考にしましょう。
必ず、あなたの前に両親が先に焼香をします。両親と同じ回数を行えば失敗はありません。

焼香の順番は、故人とつながりの深い順に行うので最初は喪主から。
親族側の席もこの通りなので、自分が親族席に座る場合も基本は席の順番で焼香を行うと覚えてください。

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葬式への服装や持ち物。失礼に当たらない服装とは?

葬式のマナー、焼香のやり方は理解できましたか?
次は、葬式へ参列する際の服装について紹介します。

親族であれば、お通夜と葬式の両方に出席することが多いでしょう。
お通夜と葬式とでは、服装を分けた方がいいのでしょうか。

  • 【お通夜での失礼に当たらない服装】

    お通夜には仮通夜とお通夜とありますが、仮通夜は亡くなった直後に行われます。
    仮通夜は、地味な普通の服でかまいません。

    お通夜も、「取り急ぎ駆けつける」といった意味があるので、黒無地のブラウスとスカートがベター。
    喪服で行くと、不幸があるのを準備していたようで失礼に当たります。

  • 【葬式で失礼に当たらない服装】

    葬式では、基本的にブラックフォーマルがふさわしい服装です。
    突然の訃報にあわてないために、ブラックフォーマル一式は用意しておくと安心です。
    女性のブラックフォーマルは、肌を見せないのが原則。
    ストッキングや靴も黒を用意しましょう。
    メイクは薄めが基本です。いつものクセで、うっかりチークやリップを使わないように注意しましょう。

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葬式への香典。叔父・叔母への相場はいくら?

葬式での香典の相場は、地域によって変わります。
両親の兄弟である叔父・叔母への相場は以下の通り。

  • 20代の方の場合:1万円
  • 30代の方の場合:1万円~2万円
  • 40代の方の場合:1万円~3万円


一般的には叔父・叔母は近い親戚にあたります。
そして、香典を渡す側の年齢によっても違います。

と、これが全国的な叔父・叔母への香典の相場ですが、実は、私の田舎に行くとこの金額は高いです。

田舎では、高齢者が多く亡くなられる方も多いのです。
多いときでは、月に2回も葬式が行われることも。

そして、田舎ではかなり離れた場所まで近所に含まれますので、そのすべての葬式に参列しなければいけません。
こういった事情から、数年前に地域で話し合った結果、香典は一律の金額に決まりました。

こんな風に、地域で香典の金額を決めることは少ないかもしれませんが、地域によって相場が違うことはあります。
年配の方よりも高い金額を包めば、失礼に当たりますので、念のため、ご両親に確認しておきましょう。


ここまでで、初めて親戚の葬式へ参列される方へ向けて、葬式のマナーや服装について紹介しました。

しかし、葬式とは地域や宗派によってルールが異なります。
分からないことは会場で聞けばいいや。と思っていても、実際は両親は遺族の代わりに動き回ってなかなかつかまらなかったり、常に親戚が近くにいて聞きづらかったりすることがあります。

自宅にいるうちに、

・香典の金額
・焼香の回数

を、確認することをおすすめします。

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葬儀の受付を頼まれた!初めてでも安心のやり方と記帳のポイント

葬儀の受付係を頼まれて困っていませんか?

葬儀のほとんどは、突然知らされることで十分な下調べや準備をする時間がありません。
葬儀へ参列したことはあっても、受付を頼まれるのは初めてという方も多いでしょう。

だから、受付係を頼まれた人はみな困ってしまうのです。

お世話になった方の葬儀で失礼のないようにしたい。
今後もつきあいが続く人たちの前で恥をかきたくない。

そんな風に不安を感じているかもしれませんが、葬儀の受付係はマナーやルールを知ってさえいればそう難しいことではありません。

初めて、葬儀の受付係を努める方へ向けて、受付係の注意点や受付の流れから、
自分の香典はいつ渡すの?焼香するのはいつ?といった疑問の答えを紹介したいと思います。

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葬儀で受付を頼まれたら?受付係の役割

お葬式の受付はどのように対応すればいいのか?を簡単に解説します

葬儀の受付係は、遺族の代理として参列者を迎える大事な役割です。
身だしなみを整えて、失礼のないように努めましょう。

受付係の服装マナー

男性、女性ともに、参列者と同じブラックフォーマルがマナーです。
ネクタイや靴はエナメルや光沢のある素材はNGです。
おじぎをすることが多いので、女性は髪の毛が邪魔にならないように注意が必要です。
ロングヘアの方はまとめておきましょう。メイクは控えめに。


受付係は、葬儀が始まる1時間前には集合する必要があります。
そして、30分前にはすべての準備を整えて受付で待機しておきましょう。

受付係の香典は、参列者が少ないタイミングで記帳を行い、他の香典袋とまとめます。
焼香は、もし呼ばれたらそのタイミングで。呼ばれなかったら後の方で焼香を行います。
受付に1人残し、交代で代わる代わる焼香を行いましょう。

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葬儀での受付のやり方。事前準備~香典を渡すまで

葬儀まであまり時間がない方のために、まずは、受付のやり方を簡単に紹介します。

事前準備

  • 式の流れや会場の配置などの説明を受けます。

    ① 香典を預かってきた方への返礼品の渡し方、
    ② 万が一、芳名帳への記入漏れがあった場合の対処法、
    ③ 最後にまとめた香典袋をいつ、誰に渡すのか、などは、このタイミングで確認します。

  • 芳名帳や筆記用具を整えます(葬儀会社で用意されていることが多いです)

    芳名帳が1冊しかない場合、多くの参列者がくると長蛇の列になってしまいます。
    芳名帳は2~3冊を用意して、記入しやすいように開いておきます。

  • 場所を聞かれることもあるので、トイレ・喫煙所の場所は事前に把握しておきましょう。


受付の流れ

  • 挨拶をして参列者を迎える
  • お礼をいって香典を受け取る
  • 芳名帳へ記入してもらう
  • 返礼品を渡す
  • 会場へ案内する


葬儀後

  • 後片付けと香典の整理
  • 残った返礼品をまとめる
  • 芳名帳と香典を確認(記入漏れがないか確認)
  • 親族に渡して終了

受付のやり方については上記の通りです。が、受付の流れについてもう少し詳しく説明しますね。

  • 挨拶をして参列者を迎える

    参列者が「この度は、ご愁傷様で御座います。」などと、お悔みの言葉を述べますので、受付係は遺族に代わって感謝を述べます。
    「本日はお忙しいなかお越し頂きましてありがとうございます」といった感謝の言葉を述べながら一礼します。

  • お礼をいって香典を受け取る

    参列者が香典を渡してきたら「お預かりいたします」や「ありがとうございます」と言って、必ず両手で受け取りましょう。
    香典は現金です。参列者によっては高額な場合もありますので取扱いには注意しましょう。

  • 芳名帳へ記入してもらう

    「恐れ入ります。こちらにお名前とご住所をお書きいただけますでしょうか」と言って、芳名帳への記入を促します。

  • 返礼品を渡す

    芳名帳への記入が済んだら、お礼を言って返礼品を渡します。
    一般的には、香典を預かってきた方がいたら香典の数だけ返礼品をお渡しします。

  • 会場へ案内をする

    「会場はあちらです。そのままお進みください」と会場へ案内をします。
    必要であれば、「靴を脱いでお進みください」などを付け加えます。

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葬儀受付で感謝される記帳の方法

葬儀終了後も、遺族は各種手続きや葬儀会社への支払、香典返しの用意などやらなければいけない事がいっぱいで大変です。
そんな遺族の手間を軽くすると、きっと感謝されるでしょう。

受付係ができるのは、香典をチェックする手間を軽くすること。
その為に、芳名帳と香典袋に番号を振りましょう。

芳名帳には番号が書かれていることが多いですが、なければ書き足します。
複数あるので、芳名帳ごとにA、B、Cとし、香典袋にはA-1、A-2、……というふうに記入しましょう。

頂いた本人の前で、香典袋に書き込むのは失礼に当たりますので、できるだけ本人を案内した後に書き込むか、数字シールを利用しましょう。
このときに用意するのは、光沢のない地味なシールを用意してください。

ここまで、葬儀の受付係を頼まれた方へ向けて、葬儀での受付の流れを紹介しました。
マナーやルールを頭に入れて、遺族と参列者、両方の気持ちを考えながら行動をしましょう。

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