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熱中症の対処法は症状別に違う? 症状の段階を見極めて適切な対処を!
症状が軽い場合は、先に述べた応急処置をして様子を見ますが、症状別に適した対処法があります。
こちらも覚えておくと良いですよ!
- ①熱失神
熱失神とはめまいや冷や汗、一時的な失神です。脳に血液が回りにくい状態のときに起こります。
足を頭より高くし、涼しい場所で休ませてください。
ゆっくりと全身の血液がめぐり、症状が改善してくるはずです。 - ②熱痙攣
手足の痙攣や筋肉痛などが起こることを熱痙攣と言います。
大量に汗をかいたあと、水だけを補給し、塩分を摂らなかった場合に起こります。
熱痙攣が起こった場合は、塩分を補給します。
1リットルの水に9gの食塩を入れた生理食塩水を飲むのがおすすめです。 - ③熱疲労
全身の倦怠感や嘔吐、頭痛がみられたら熱疲労です。
大量に汗をかいたことにより、重症の脱水症状を起こしているため、塩分を含んだ水分を補給します。
脳に血液がまわりにくくなっているため、熱失神と同じように足を頭より高く上げて休ませてください。 - ④熱射病
体温が高く、不自然な言動や意識障害がみられる熱射病は、命の危険がある重症の熱中症です。
体温が異常に高くなってしまっているため、できるだけ早く体温を下げる必要があります。
熱射病かも!と思ったら、すぐに救急車を呼び、到着するまでの間、首やわきの下、足の付け根を氷や保冷剤で冷やし、体温を下げてください。
症状に適した対処ができるのが1番です。
少しでも早く改善するように、こちらも覚えておきましょうね。
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熱中症の対処法 食事は?無理に摂る必要なしだが摂れるなら摂りましょう!
熱中症にかかってしまったときの食事はどうでしょう?
食欲がなければ、無理に食事をする必要はありません。
特に吐き気や嘔吐、下痢の症状がある場合は食事はやめておいた方が良いです。
食事が摂れない場合は、水分の補給をこまめに行うようにしましょう。
その際は経口補水液を飲むのがおすすめです!
塩分と糖分のバランスが良く、体内への吸収率が良いんですよ!
食欲が出てきたら、まずは食べられそうなものから少しずつ食べるようにしましょう。
熱中症の回復に効果的な栄養素は、水分バランスに必要なカリウムと疲労回復に期待できるビタミンB1やクエン酸です。
これらの栄養素を含む食べ物を少しでも食べられると良いですね。
それぞれの栄養素を含む食材には以下のようなものがあります。
- カリウムの多い食べ物
里芋やじゃがいもなどの芋類、大豆やそら豆などの豆類 など
- ビタミンB1の多い食べ物
豚肉、大豆 など
- クエン酸の多い食べ物
レモンやグレープフルーツなど酸味のあるフルーツ
梅干し など
食欲があまりない場合はポタージュを飲んだり、豆乳を飲むだけでも良いですよ!
酸味のあるフルーツはすっきりするので、食欲がなくても食べやすいかもしれませんね。
これらの食材を食べることは熱中症の回復に効果的ですが、体温が安定し、体に力が入るようになるまでは無理に食べないように気を付けてくださいね。
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さいごに
熱中症の対処法はばっちりですね!
とにかく身体を冷やすこと、水分・塩分補給をすることを第一に考えてくださいね。
こちらで紹介したのは応急処置なので、症状が改善しない場合や重症な場合は、医療機関を受診してください。
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