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俳句の書き方のコツを掴みましょう!
俳句の書き方のコツについての説明です。
ここでは、松尾芭蕉の俳句を例に挙げて、分析しながらコツを掴んでいきましょう
「古池や蛙飛びこむ水の音」
この俳句の季語は「蛙」季節は「春」です。
「古い池の中に、蛙が飛び込む音が聞こえてきた」という単純な景色を詠んだ句なのですが、様々な深い解釈を生んでいる名句です。
芭蕉は実際にはカエルが飛び込むところを見ていたのではなく、俳句を詠んでいる時にたまたまカエルが飛び込む音が聞こえたから、先に「蛙飛びこむ水の音」を書いた。
そしてその上にかぶせる五文字をしばらく考えてから「古池や」とした、というエピソードがあるのですが、ここに俳句の妙があります。
つまり、芭蕉の心の中の風景である「古池」と、現実である「蛙飛こむ水の音」の融合が異次元の同居を示し、句に躍動感を与えているのです。
それではテクニックの分析です。
1.切れ字の使用
切れ字の「や」には、「四音+や」で言葉を強調し、詠嘆や呼びかけなどの効果を俳句に与えます。
切れ字には他にも「か・ぞ・かな・けり・なり・よ・らむ・ぬ・たり・し」などがあります。
そして、「切れ字は1つの俳句に1つだけ」というルールがあります。
2.臨場感がある。
芭蕉が光景を実際には見ていないにも関わらず、蛙のダイブする感じが目に見えるような臨場感が感じられます。
3.季語を入れるタイミングが上手い!
「古池や」の出だしでは季節がいつなのか分からない。しかし、切れ字「や」のすぐ後に「春」だとわかる蛙を入れる。
わかってホッとしたのもつかの間、気づいたら蛙は水に飛び込み後には波紋が残っているだけ。ダイナミックですね!
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俳句によく使われる秋の季語。
ここでは俳句によく使われる秋の季語の紹介です。
俳句を作る際に役立ててください!
月・七夕・朝顔・西瓜・紅葉・葡萄など。
七夕や西瓜なんて意外に思うかもしれませんが、実は秋の季語なんです。
実は旧暦では7月から9月までを秋としていて、季語は旧暦で定められているからなのです。
ヘイ、シリ!
せがむと一句
詠んだがなSiriって、俳句詠んでくれるんや。
アイホンって秋の季語やねんて。(爆)#Siri #俳句 #iphone #秋の季語 pic.twitter.com/TZxzZDYYQI— 鈴木かずこ (@Oney_yenO) 2018年2月8日
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俳句によく使われる冬の季語。
ここでは俳句によく使われる冬の季語の紹介です。
やはり旧暦10月から12月を冬として季語が定められています。
山眠る・蜜柑・時雨・山茶花・柚子湯・小春など。
蜜柑なんてベタなものから、「山眠る」なんてオシャレなものまで色々ありますね。
季語はあまりにもたくさんあるので、もっと知りたい人は、「歳時記」を参考にしてください!
雪戯れに まろび膨れて 達磨成す――江戸時代、雪で作るものは、雪だるまだけではなかったようです。雪獅子、雪布袋、雪仏などの言葉が季語に見られます。 #俳句 #冬の季語 #雪 #和菓子 #干菓子 pic.twitter.com/C012of21aT
— mikoma (@mikomaneko) 2018年1月23日
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さいごに
いかがでしたか?
今回は、俳句を書くコツを芭蕉の句を分析しながら解説しましたが、いきなり芭蕉のようにかける人はほとんどいません。
まずはこれを理想形として、見たことや心に浮かんだことをジグソーパズルを作るように五・七・五に当てはめていくのが良いでしょう。
俳句を課題として嫌々書くのではなく、楽しんで書けるようになると良いですね!
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