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花粉症の症状が起こる仕組みとは?
花粉症が突然発症することはお分かりいただけたと思います。
では、花粉症が起こるその仕組みとは?
花粉症とは、花粉により、主に鼻の粘膜や目の粘膜に起こるアレルギー疾患のことです。
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」などの諸症状を引き起こします。
花粉が体内に入ると、体がIgE抗体を作って抗原を排除しようとします。
これを免疫と言います。
この反応が過剰に起こると、
抗体が不着した肥満細胞からヒスタミン等の化学伝達物質が放出され
花粉症を引き起こします。
IgE抗体とは抗体の一種で、体内で作られる量は少ないですが、
一定量を超えるとアレルギー反応を起こす物質です。
このようにして花粉症は発症します。
では、花粉症を引き起こす原因となるものは?
花粉症の原因と聞くと、あなたは何を思い浮かべますか?
花粉症の原因植物には樹木と草本があり、
日本では約60種類もあるとされています。
主なものとしては、スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、
シラカンバ、ハンノキなどがありますが、
本州、四国、九州では、一番の原因植物はスギとヒノキです。
スギやヒノキの花粉は、大量に風にのって数十キロも飛んでくるので、
どこにいても花粉症対策をしっかり行うことが大切です。
スギは1月下旬から4月いっぱいまで、
ヒノキは3月上旬から5月上旬ごろまで花粉が飛んでいます。
北海道や沖縄ではスギは少ないので、スギによる花粉症はあまりありませんが、
北海道では、シラカンバやハンノキなど、スギに代わる
多くの花粉症の原因植物があるので要注意ですね。
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花粉症の症状と風邪の症状は似ている!その見分け方とは?
花粉症の主な症状の「くしゃみ」、「鼻水」、「鼻づまり」。
これって風邪の症状とよく似ていると思いませんか?
このほかにも、花粉症と風邪には似た症状があるので、
その見分け方をチェックしていきましょう!
- 「くしゃみ」
これは花粉症の方が重症です。
鼻に入った花粉をくしゃみで出そうとする体の免疫機能が過剰に働き、
アレルギー反応が起こるため、くしゃみが止まらなくなったり、
頻度が高く連続したくしゃみが出ます。
- 「鼻水」
花粉症だと無色透明でさらさらしていて、風邪だと色が黄色く濁っていて粘度が高いです。
- 「鼻づまり」
花粉症の方が風邪より症状がひどいことが多く、両方つまったり、
解消してもすぐにつまることが珍しくありません。
- 「熱」
花粉症だと、熱が出る症状はほぼなく、出ても微熱です。
熱が出ているときは風邪だと判断して良いでしょう。
- 「喉の痛み」
花粉症では痛みより喉の違和感やかゆみを感じることが多いです。
つばを飲み込んだ際に痛いようであれば風邪でしょう。
「悪寒」、「嘔吐」、「下痢」は花粉症では出ない症状なので、
これらがある際は風邪だと判断できます。
また逆に、「目のかゆみ」は風邪では出ない症状なので、
目がかゆく涙が出たりする際は花粉症だと判断できます。
上記に挙げた以外に、家族にアレルギーを持った人がいる場合や、
毎年同じ時期に症状が出る人は花粉症を疑った方が良いでしょう。
あくまで自己判断になるので、気になる症状が出たら病院の受診をおすすめします。
早めの対処が風邪にも花粉症にも一番ですよ!
さいごに
あなたの症状は花粉症でしたか?
もし花粉症だったなら、突然花粉症になって心配なこともあると思います。
マスクやメガネなど、簡単にできる対策をして、症状がひどくならないように気をつけましょうね!
メガネの曇りにくいマスクの装着方法を以下の記事で紹介しています。
メガネやサングラスをよく使用される方は、参考にしてみてください。
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