ねぶた祭りの由来や歴史は?日程や概要、特徴に見どころは?

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誰もが1度は聞いたことがある「青森ねぶた祭り」。
東北では日本三大祭りの1つに数えられているんですよ!
テレビで見てその迫力に驚き、間近で見てみたいと思った方も多いのではないでしょうか?


オトナの男性なら、行って楽しい!だけでなく、歴史やその背景までチェックしておきたいですよね。
ねぶた祭りに行く前に、その歴史を知り、見どころなど確認しておきましょう!

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目次

ねぶた祭りの由来や歴史は?

ねぶた祭りの特徴的な提灯

ねぶた祭りの起源は諸説ありますが、七夕様の灯籠流しが変化し今の形になったというのが有力です。

七夕祭は7月7日の夜に穢れを川や海に流す、禊の行事として灯籠を流して無病息災を祈りました。
これが後に「ねぶた流し」と呼ばれ、現在の青森ねぶた祭りの海上運行に通じているようです。

中国から渡来した七夕祭と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、虫送り等の行事が一体化して、紙、竹、ろうそくが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えられています。


そもそも「ねぶた」とは、津軽弁で「眠たい」を「ねぶて」と言うことから、「ねむりながし」が「ねぶた」になったと言う説が有力です。
「穢れ=睡魔=ねぶた」なんですね!


天明時代に描かれた図には、「七夕祭」などの文字が角型の灯籠に書かれた物を10人前後で担いでいるようすが描かれています。
明治時代以降に、青森では灯籠(ねぶた)の主流が人形型になりました。
その灯籠(ねぶた)が戦後に入り、観光化を目的として大型化していって現在のような姿になったとされています。


現在まで続くねぶた祭りですが、実は明治6年に青森県令から禁止令が出て、一度中止になっています。

昔ながらの野蛮な風習で、大勢集まって喧嘩をする、という理由からのものでした。
明治15年に禁止令は解禁されましたが、9年間もの間ねぶた祭は禁止されていました。

しかし実際は、禁止令が布かれていた間も、かなりのねぶたが運行していたそうですよ!
戦時中には再び自粛が余儀なくされましたが、昭和21年には戦後の復興もままならないうちにねぶた祭りが復活しました。
青森のみなさんのねぶたへの思いが計り知れませんね!

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ねぶた祭りの日程や概要は?

ねぶた祭りは国の重要無形民俗文化財に指定されており、毎年8月2日から7日の6日間開催されます。 
8月1日には前夜祭が催されるので、実質7日間のお祭りです。
なんと毎年200万人以上の来場者数を誇るんですよ!

2日から6日は夜間、7日は昼間の開催となっていて、7日の夜には場所を青森港に移し、海上での運行と花火大会も開催されます。


スケジュールは以下の通りです。


8月2日・3日 19時10分~21時 子どもねぶた・大型ねぶた運行
8月4日~6日 19時10分~21時 大型ねぶた運行
8月7日    13時~15時 大型ねぶた運行
        19時15分~21時 青森花火大会(会場:青森港)約11,000発 ねぶた海上運行(会場:青森港)

運行ルートは、8月2日から6日は、青森市役所から青森県庁、青森県庁から新町通りを練り歩いてホテル青山を右折して国道4号線へ。
8月7日は青森港へ向かって練り歩きます。

4日から6日の運行中に賞の選定が行われ、6日にねぶた大賞など各賞の発表があります。
6日、7日は受賞したねぶたを見ることができますよ!

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ねぶた祭りの特徴や見どころは?

ねぶた祭りの特徴は、「ねぶた」と「ハネト」です。
ねぶたはねぶた師と呼ばれる職人の手作りで、高さ約5メートルにもなります。
最大のもので幅約9m、高さ5m、奥行き8m、重さ4tにもなるんだそうですよ!


大きく鳴り響く太鼓の音と叩きつけるような囃子にのって、曳き手がねぶたを前後にうねったり台座ごと回転したり、観衆に迫る勢いで躍動させる様子は、まさに迫力満点です!

ハネトとは、ねぶたの運行を盛り上げる踊り子のことです。
「らっせーらー、らっせーらー」という、独特の掛け声が特徴的です。
なんとこのハネト、公認衣装を着用していれば誰でも参加可能なんです!
青森市内のデパートで1万円ほどで販売されています。
事前登録や受付もなしに、飛び入りでハネトとして参加が可能なので、仲間と参加してみると良い思い出になりそうですよね!

お祭り好きな男性なら、参加してみたくなったのではないでしょうか?
参加を受け付けない団体もあるそうなので注意してくださいね。

ねぶた祭りに初めて行く方は、6日の運行を見るのがおすすめです!
やはり大型ねぶたは外せないのと、受賞ねぶたが見られるので、最も人出が集客します。
また、7日の花火を背景に、豪華なねぶたが海上運航されるのも見どころです。
ここでしか見られない情景にうっとりしてしまいますよ!

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さいごに

ねぶた祭りの知識はばっちりですね!
巨大なねぶたに威勢の良いハネト。

今年はその迫力に思いっきり圧倒されに行きましょう!
ハネトとして参加する際には、ケガにはくれぐれもご注意くださいね!

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