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みかん栽培に適した気候と苗木の選び方
みかんは温暖な気候を好みます。
太平洋側の温暖地や、関東から四国、瀬戸内海に続く地域、九州、沖縄でしたら、栽培できます。
寒い地域ではうまく育てられない可能性がありますので、栽培できるか苗木を購入するとときに購入店の方に確認してください。
みかんの木は基本的には冬の寒さにも強く耐えられるのですが、植えて2,3年までの若い小さな木は寒さに弱いので、冬のうちは防寒対策が必要になります。
みかん苗木の選び方ですが、初心者はまずは鉢植え苗を選ぶのがお勧めです。
その鉢のまま育てられ、確実に収穫が見込めます。1,2年に1回、成長具合にあわせて植え替えを行います。
もし、お庭への植え替えを検討していて、本格的な栽培を考えている方は、素掘り苗かポット苗を選ぶことになります。
庭に植える場合は、実をつけると木の成長がすすみませんので、植えてから1,2年目の収穫は我慢して、全てのつぼみを切り取り、木を成長させましょう。
よい苗木は、幹が太くてつやがよく皮がめくれたりこぶしがないもの、芽は大きくてかたいもの、葉も大きくてたくさんあるものです。
たくさん苗木がおいてある、園芸店や植木市でご自身の好みに合うぴったりの苗木を見つけてください。
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みかんの挿し木方法
挿し木というのは、枝を切ってそこから根を出し土に植えて木を増やす方法です。
みかんの挿し木の方法をご紹介します。
みかんの木の枝を先端から10センチほど切り取り、先っぽを鋭利に尖らせ、先のほうを水につけたまま1ヶ月ほど日陰においておくとうまくいくと根が出てきます。
根が出てきたら、園芸用の培養土をいれた小さな鉢に植え、根が張るまで大切に育てます。
根がたくさん出てきたら、槌に植えるという方法になります。
ただ、みかんはもともと、接ぎ木という方で木を大きくしています。
おはようございます
今日は
みかん🍊を接ぎ木した台木の芽摘みと
薬剤塗布 pic.twitter.com/hFHblHJ5J3— Gakuji (@Gaku_ji) 2017年5月19日
それは挿し木の成功率が約5%とかなり低いためです。
温度を20度ほどで、乾燥しないように保ち、水もなくならないよう、かといって水が多く、木の先っぽだけでなくぬれ過ぎていると腐りやすいので、根をだすのはとても難しいのですが、それも楽しみとできる方はやってみるのもいいかもしれません。
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みかん苗木についた毛虫の駆除方法
みかんは比較的、虫のつきにくい木ではありますが、それでもエカキムシやアブラムシ、カイガラムシ、ゴマダラカミキリムシなどがつくことがあります。
【みかんなどの害虫確認で移動制限措置 奄美大島】
国内では根絶したとされていたみかんなどの害虫「ミカンコミバエ」が鹿児島県の奄美大島で相次いで確認され、農林水産省は、13日から、かんきつ類の島の外への移動制限措置を始めました。 https://t.co/C4J12zTf9J— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2015年12月13日
チョウやガの幼虫、毛虫には人畜に対する安全性が高いBT剤が効くものが多いです。
BT剤は植物体中、水中、土壌中で比較的早く消失し、蓄積しないとも言われており、環境への影響も少ない殺虫剤です。
BT剤は木の細胞の中に、結晶性の殺虫性たん白を作るので、葉や木の幹を食べた害虫は、2,3時間でもう食べることをしなくなり、2,3日で死んでしまいます。
イセリヤカイガラムシという小さな害虫は厄介で、多発すると木を枯らしてしまうこともあります。
幼虫の発生時期の6月下旬と8月下旬に登録薬剤の散布を行い、殺虫することをめざしますが、農薬は雨で流れてしまうこともありますし、農薬がかかりきらないほどたくさんいるときもあります。
まずブラシでカイガラムシを落として虫を除去したり、たくさんつきすぎている枝は思い切ってきってしまうことも考えましょう。
カイガラムシやアブラムシはテントウムシが天敵になりますので、テントウムシがみられたら殺虫剤をまくのはやめて、ブラシでこするなどの対策で様子をみましょう。1か月程度で減ってきます。
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さいごに
みかんの苗木の選び方から栽培方法をご紹介しました。
家でみかんを育てて収穫して食べられたら、子供も大喜びですね。おとなもいつものみかんとは一味違ったみかんを味わえそうです。
どんな植物でも育てるのは難しいですが、収穫できる楽しみがあるとがんばれそうです。
今の時期ならすぐに収穫できるような実をつけた苗木も販売されているかもしれません。
みかん栽培、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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