初盆の飾りはいつから飾るのか?

初盆の飾り 準備するものは?
初盆飾りで準備するものは、以下の通りです。 たくさんありますが、すべてを準備する必要はありませんよ!- 精霊棚
精霊棚は故人や先祖の霊をお迎えするためにお盆期間中に位牌を安置する棚のことで、盆棚とも呼ばれます。 これは必ず必要です! お仏壇の前から段々に降りてくるような祭壇が一般的ですが、無理して大きいものを用意する必要はなく、家にあるもので代用出来る物を探してみたり、ホームセンターなどで手に入る物を使って精霊棚を作ってもかまいませんよ!
- 提灯
初盆に飾る提灯は白提灯の白紋天です。絵入りのものは初盆には飾らないのでご注意ください! 御霊が自宅へ迷わず帰ってこられるよう、盆の入りに灯す提灯なので、こちらも必要です。
- 素麺
あの世から戻ってくるときに乗ってくる馬の手綱に見立てて、素麺をお供えします。
- 昆布
こんぶは喜びの気持ちを表します。
- ほおずき
精霊が迎え火や提灯の灯りを頼りに帰って来るので、ほおずきを提灯に見立てて盆棚に飾ります。
- 生花
棘のあるバラや、つるのあるもの、毒があるものは避けましょう。
- なすの牛・きゅうりの馬
精霊馬と呼ばれます。お盆飾りと言えばこちらをイメージする人も多いですよね。 精霊があの世から帰ってくる時、この世から帰っていく時の乗り物として供えます。 「来るときは馬に乗って一刻も早く来られるように、戻るときは牛に乗ってゆっくりお帰りください」という意味で牛と馬を用意しますよ!
- 水の子
なすやきゅうりをサイの目にきざみ、洗った米を混ぜて清水を満たした器に入れて飾るものです。 あの世で飢えに苦しみ渇いたのどに、少しでも楽に通るようにとの祈りを込められて飾るものとされています。 痛みやすいので、お盆の期間中毎日新しいものを作ってお供えしてくださいね。
- 閼伽水とみそはぎの花
器にきれいな水を入れた閼伽水に、5、6本のみそはぎの花を束ねて添えます。 あの世から帰ってくるときに付いて来た悪霊を払う、という意味があります。
- 夏の野菜・果物
初盆飾りの飾り方は?
準備ができたら飾り方をチェックしていきましょう! 先祖の霊が提灯の明かりを目印に帰ってきてくれるよう、提灯は玄関先や軒先に飾ります。 精霊棚の飾り方が難しいですよね。 最上段や1番奥の中央に位牌や遺影を飾ります。 初盆を迎える故人だけでなく、御先祖様の位牌も並べるのが一般的ですよ。 お盆の期間、ご先祖様は盆棚に戻ってくると考えられているので、宗派によっては仏壇から位牌を出した後は、仏壇の扉は閉めておきます。 2段目や真ん中あたりには仏飯、湯飲み、水などを置きます。 小包のお菓子など軽いお供え物もこちらに置きます。 3段目や1番手前にはお花や果物、お菓子などの重いお供え物を置きます。 準備した飾りは、重さ、大きさを参考に2段目か3段目にバランスを見て置けば大丈夫ですよ! ほおずきは精霊棚の奥や精霊棚を囲むように逆さに吊るして飾ります。 祭壇の手前には小さなテーブルや経机を置いて、火立や線香立、経本などを置きます。 祭壇横にはお供え物を置くスペースを空けておきましょう。 お花がたくさんある場合は、大きめの花瓶を準備してお花を飾っても良いですね。 初盆飾りの飾り方は、こうしなければいけないという決まりはないので難しく考えなくて良いですよ! 地域やご家庭によって決まった飾り方があるかもしれないので、上記を参考に自分らしく飾ってみてくださいね。さいごに
初盆の飾りを準備するのは大変ですが、御先祖様を温かく迎えられるよう、 心を込めて準備しましょうね。 きっと御先祖様も喜んでくれるご供養になりますよ。 その他、お供え物の相場や品物について知りたい場合は、以下の記事が参考になりますよ。
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