ここ最近、結構蒸し暑くなってきましたね。
カブトムシを飼いたい!とお子さんにせがまれているお父さん、いませんか?
男の人なら、1度は大きな角を持ったカブトムシに憧れましたよね!
カブトムシかっこいい!その気持ちは確かにわかる!
しかしカブトムシの飼い方なんてわからないから無理!
なんて言わず、この機会に育ててみるのはいかがですか?
カブトムシの成虫の飼い方は?

カブトムシの成虫の飼い方にはいくつか注意点がありますが、そんなに難しくありません。
マスターしてしっかり面倒を見てあげてくださいね!
まず飼育場所ですが、
直射日光が当たる場所は絶対にNGです!
成虫のカブトムシは暑さに弱いため、寿命が短くなってしまいますよ!
基本的には成虫のカブトムシは、室内で飼育します。
においや音が気になって室内は嫌だという方は、
玄関や風通しの良いベランダで飼育すると良いです。
飼育する温度は基本的に常温で問題ありませんが、25~30℃位で飼育するのがおすすめです。
先ほども述べましたが、成虫のカブトムシは大変暑さに弱い生き物なので注意してあげてくださいね!
成虫のカブトムシは乾燥にも弱いので、湿度にも少し注意が必要です。
マットの表面が乾燥していれば、霧吹きで水分を吹きかけて湿度を保ってあげましょう。
マットを手で握って、崩れかける団子ができるぐらいが理想です。
次に飼育数ですが、
オス1匹、メス1匹もしくは2匹がおすすめです。
オスを2匹以上入れると激しくケンカをし、弱いオスはエサを取ることができず死んでしまうことがあるので、
オスを複数入れるのはやめましょうね!
カブトムシを飼うなら大きくしたい!と思いますよね。
ですが、残念ながらカブトムシは成虫になるともう大きくなりません。
成虫の大きさについては、幼虫の間、どれだけいい環境で成長できるかにかかっているようです。
大きくならないな~とお子さんが肩を落とさないように説明してあげてくださいね。
カブトムシの成虫を飼うのに必要なものは?
カブトムシの住環境を整えるのは少し大変です。
必要なものがいくつかあるのでご紹介しますね。
- 1、ケース
カブトムシが窮屈さを感じないように、きちんと幅があるものを選びましょう!
発酵マットを15cmくらい詰めることになるので、深さもきちんとある飼育ケースがおすすめです。
- 2、発酵マット
ケースに敷く土のことです。発酵マットは実際に使用する前に下準備が必要です。先に用意しておきましょうね!
①発酵マットのガス抜き
大きめのたらいやレジャーシートなどに、購入した発酵マットを出し、そのまま1週間ほど外で放置します。
「自然な土のにおい」になればOKです。
②発酵マットに湿り気をもたせます
発酵マットに水を加え、手でギュッと強く握った時に、水はしたたらないが、手の形がつくくらいに調整します。
③飼育ケースに発酵マットをつめます
詰める発酵マットは2層に分け、下の層(約5cm)は土の表面をギュッと押しながら固く詰めます。
上の層(約10cm)は固く詰める必要はありません。2層に分ける理由は、固く詰めた場所までメスが潜り、卵を産むためです。
④発酵マットをケースに詰めたら、ケースのフタを閉めて3日ほど放置します
熱を持っていた場合は、残念ですがもう一度①からやりなおしです。
- 3、霧吹き
マットが乾燥しすぎるのを防ぐために必要です。
- 4、止まり木
カブトムシがひっくり返ってしまっても、自力で起き上がれるようにするためケース内に止まり木をいくつか置きましょう。
- 5、エサ
カブトムシ用のゼリーがおすすめです。一日に1匹あたり最低1個のゼリーが必要です。
フルーツもあげたい場合は、バナナ・リンゴが良いですよ!
スイカは水分が多すぎるため、あまりおすすめではありません。
あまりエサを食べない場合、置いてあるゼリーが好みでない可能性があるので、種類を変えてみてくださいね。
- 6、エサ台
あまり必要なさそうに思いますが、エサ台があるとカブトムシはエサを食べやすいようです。
また、発酵マットの上にエサを直接置くと、発酵マットが汚れる原因になるので、あった方がおすすめですよ!
- 7、虫よけシート
虫よけシートをケースとフタの間に挟み、ケースにコバエが侵入してしまうのを防ぎます。
カブトムシを飼う上で必要なものは以上です。
きちんと環境を整えてあげてくださいね!
カブトムシの成虫の寿命は?
飼うのはいいけど、一体どれくらい生きるの?と疑問ですよね。
カブトムシは、そう長生きしません。
国産のカブトムシは幼虫時代を含めると、だいたい12か月から15か月ぐらい生きています。
成虫になってからは、1か月から3か月くらい生きるようです。
中にはもう少し長生きする個体もあるようですが、稀です。
基本的には8月終わり頃から9月になると死んでしまいます。
オスとメスでは寿命が少し違うようで、交尾をさせない場合にはメスの方が比較的に長生きします。
しかし、
交尾をさせた場合、メスは交尾・産卵に体力を奪われ、寿命が短くなります。
また、オスを数匹同じケースで飼うと、ケンカして体力を奪われ、寿命が短くなるようです。
飼育環境をきちんと整えたり、
交尾・喧嘩しないように飼育することが長生きさせるポイントなので、寿命を全うできるように大切に育ててあげてくださいね。
さいごに
ひと夏だけにはなってしまいますが、カブトムシを飼うことで命の大切さを教えることもできます。
カブトムシを飼うのはそんなに大変ではないので、お子さんに経験させる意味でも、飼ってみてはいかがでしょうか?
もちろん、大切にお世話することを約束してくださいね!
コメント