里芋は冬が旬のおいしい食材です。
里芋はプランターでも育てることができて、手間が少なく、病害虫に強い、家庭菜園にぴったりのお野菜なんです。
しかも、うまくいってたくさん収穫できても、土に入れておけば長期保存もできますのできちんと食べきることができます。
里芋の苗の選び方や植える時期、栽培方法や収穫時期を調べましたのでご紹介いたします。
里芋の植える時期
里芋は発芽までに1ヶ月ほどかかりますので、種苗店などで
芽出しイモを購入するのが簡単です。
もし、芽出しされていない種芋を購入してきたのでしたら、植え付けの1ヶ月ほど前から、土をいれた容器に種芋を植え、ビニールを被せるなど15℃~30℃くらいになるように保温対策をして発芽を待ちます。
里芋の植え付け時期は3月下旬~6月上旬です。
植え付けの2~3週間前に1㎡当たり、苦土石灰100gほどをまきます。
植え付けの1~2週間前に畝全体に施し、さらに堆肥を穴底に施します。
いよいよ植え付けとなりましたら、この穴底に施す堆肥は直接種芋に接しないように間に土を入れて、そのうえで種芋を植え付けます。
葉が大きい割には根が浅く張るので乾燥したり、倒れたりしないように、里芋の丸いほうを上にして40~50cmの間隔で、5、6cmに土を被せるようにして植えます。
プランターで植える場合は、大型で深いものを利用します。
プランターが小さいと里芋の生育を阻害してしまい、収穫に影響を及ぼす可能性があります。
里芋のよく育つ苗の選び方
里芋は種芋により、成長の仕方が大きく変わりますので、よい種芋を選ぶことがポイントになります。
よい種芋は、40~60gの大きい種芋で、芽が欠けているものやつぶれているもの、傷のあるものは避け、ふっくらと膨らみがあり、形の良いものになります。
また病害虫の被害にあっていない種芋を選ぶようにしましょう。
種芋の芽が腐っていたり、皮が浮いていたり、切り口に赤い筋や斑点があるものは病気の可能性がありますので、避けるようにします。
里芋の収穫時期
里芋が収穫できる時期は植え付けをしてから5ヶ月~6ヶ月後になり、10月中旬ころからできるようになります。
葉が黄色くなり、しおれて、倒れてきたら収穫の合図です。
複数植えている場合は、10月中旬を過ぎたころに1株だけ掘り返してみて里芋の大きさを確認してみることがお勧めです。
霜が降りる前の、晴れの日に行いましょう。1つの株から5,6個は収穫できます。
茎を根元から釜などで切ってしまってから、シャベルで株の周りを里芋を傷つけないように気をつけて広く少しづつ掘り下げていきます。
丁寧に1株そのままごろっと掘り出し、後から親芋と子芋、孫芋をわけるようにします。
すぐに食べるときは里芋を一つずつ外し泥付きのまま、風通しの良い場所で陰干ししたのち、紙袋や新聞紙にくるんでおいておけば収穫後1,2週間は平気です。
長期保存したいときは、株から里芋を外したところが腐りやすくなりますので、はずさずに塊のまま土に埋めておき、上から雨などが入らないようビニールシートなどをかけておくと来年の種芋用に保存しておくこともできます。
ただ、里芋は連作をきらう植物ですので、同じ場所には植えることはできません。3,4年はその場所に植えない、プランターもまた1から土を入れて作る必要があります。
さいごに
里芋の植え付け時期、栽培方法や収穫時期などをご紹介しました。
里芋は暑くて湿気の多いところを好み、乾燥に弱いので、夏の時期は水遣りをいっぱいやって大きく育てましょう。土が乾くと里芋の生育は悪くなります。
乾燥には弱いですが、そこさえ気をつければ栽培は難しい野菜ではありません。
ぜひ、里芋の栽培チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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