恵方巻きって食べないといけないの?太巻き嫌い向け節分献立を考える

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節分
最近は節分に恵方巻を食べることが一般的になってきましたね。 毎晩献立を考えているママさんにとっては、1食分献立を考える手間が省けるわけですから、バーっとこの習慣が広まったんでしょう。 お店の戦略もあるかもしれませんね、恵方巻の作りすぎによる廃棄問題まで取り上げられるほど、お店の売り上げに貢献するアイテムとなっているんでしょう。 ただし、太巻きがお好きな家族には恵方巻の献立でも問題ないですが、太巻きが苦手、という方もなかにはいらっしゃると思います。 恵方巻を食べないと、なんだか縁起が悪いのかしら?なんて不安になってしまうこともあるかもしれませんね。 なんで節分に恵方巻を食べるようになったのか、太巻きが嫌いな方にお勧めの節分の献立を調べてみましたのでご紹介いたします。

なんで節分に恵方巻きを食べるの?

そもそも節分というのは、季節を分ける日のことで本来は年に4回あったのですが、現在では2月3日の立春の前の日、暦の上では冬の終わりの日のみを節分としています。 節分に鬼が来る理由は、立春に鬼が行き来する「鬼門」が開くといわれていることからで、さらに、冬には流行り病も多いことから、災いや邪気を払うために、そういった人にとっての困りごとすべてを鬼に見立て「鬼は外ー、福は内」と豆まきをするようになったようです。 恵方巻は、もともと全国区で行われている行事食ではありませんでした。 実際、関東圏では、ほんの数年前から一般化したようにと思います。 調べてみると、関西の一部で行われていた、商売繁盛や無病息災などを願って巻き寿司を丸かぶりする風習と、節分にはお寿司を恵方をむいて食べると縁起がいいという風習とが混ざって、恵方巻を食べる風習が誕生したようです。 恵方巻を食べるルールは恵方を向いて黙って一気に丸ごと一本食べきるというもの。 良い運気をそのまま丸ごといただく、という意味なので恵方巻を食べる途中で休んだり、おしゃべりをしたらダメなんですね。 ちょっとお行儀悪く感じてしまうかもしれませんが、真剣に運気アップのために恵方巻を食べようと思っている方は、くれぐれも、食べやすく切って食卓に並べたりしないようにしましょう。 小さいお子さんがいらっしゃったり、大きい太巻きをほおばるのはちょっとな、とお考えの方は、自宅で小さ目サイズの恵方巻を作ってしまうのをお勧めします。 海苔を4分の1のサイズに切って、手巻き寿司サイズの細巻で恵方巻を作れば、小学生くらいでも1本丸ごとおしゃべりせずに食べきる、という挑戦ができるのではないでしょうか。 ただこの恵方巻、もともとそこまで一般家庭には浸透していなかったうえ、伝統食として昔から伝えられ残ってきたものではありません。 このように広まったのは、なんとコンビニなどが商品を売るための1種のキャンペーン活動で広まったもののようです。
バレンタインやハロウィンと似たものを感じますね… ですから、もし太巻きが苦手だけれど、日本の伝統ならば行事食として食べたほうがいいのかしら…と悩まれている方がいたら、無理やり食卓に並べなくても大丈夫です。 太巻きなどのお寿司がお好きな方は、楽しんで縁起がいいよとお子さんにお話しして恵方巻の文化を取り入れればよいですし、取り入れなくてももちろんOK!縁起が悪いなんてことは絶対にありませんし、何にも問題ありません。 もし太巻きが苦手だけど丸かじりをイベントとして楽しみたいというのなら、ロールケーキでもサンドウィッチでも、ほかのもので代用してみてはどうでしょうか? 伝統的な食事というわけではないので、気楽に節分を楽しむ一つとして取り入れられたらよいですね。

太巻き嫌いの人向けの節分献立

上記では恵方巻についてご紹介しましたが、つづいて太巻きが苦手な方向けの、節分の献立をご紹介します。 本来の節分では、独特のにおいのあるいわしを、食べたり飾ったりして鬼(邪気)を払う、という習慣がありました。
また豆まきをすることから、大豆のお料理もおすすめ。 節分ではいわし料理と、大豆の副菜を作ってみてはいかがでしょうか? お子さんでも食べやすいいわし料理といえば、開いたいわしに小麦粉をふってフライパンでかりっと焼き、最後にみりんやしょう油、酒を絡めるいわしのかば焼きです。 ほかにも、頭やひれをきって、内臓をとりのぞいたいわしに、粉チーズと小麦粉、卵、にんにくなどを混ぜて作った衣をつけてあげて作る、フリッターもおすすめです。 恵方巻はちょっと苦手だなあという方は、お子さんでも食べられるいわし料理と、お豆のサラダや煮豆などを作って、節分ならではの伝統的な献立を用意してみてはいかがでしょうか?

さいごに

恵方巻の由来と、恵方巻などの太巻きが苦手な方向けの節分献立をご紹介しました。 恵方巻はそこまで歴史の古いものではなく、さらには子供に伝えなくてはいけないような行事食ではないことがわかりました。 ただ、節分は日本の伝統行事ですから、その行事を盛り上げるために、恵方巻を楽しむもよし、いわし料理やお豆料理で楽しむもよし、ご家族の好みに合わせて節分を楽しめるといいですね。

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