雛人形は女の子の災いの身代わりになってくれる?雛人形の由来や意味

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ひな祭り
女の子が誕生すると、3月3日の桃の節句は毎年、成長をお祝いする特別な行事になりますね。 雛祭りには、散らし寿司やはまぐりのお吸い物などを用意して、雛あられや菱餅を食べる、女の子にとってはうれしいお祝い事になりますね。 3月3日の桃の節句に欠かせないものといえばお雛様です。 お雛様は、お正月を終わる頃にはショッピングモールなどでも並びますが、何十万もするものから数千円で購入できるものまで様々な種類があります。 人形店でも数多くのお雛様が並びますよね。普通のお雛様だけでなく、木目込み人形や、つるし雛、ガラスや陶器で作られたお雛様など、みているだけでも楽しくなります。 女の子のいる家庭では昔のような7段飾りはなかなかみなくなりましたが、現代の住宅事情に合わせてコンパクトなお雛様でも、なにかしらお雛様を購入されているお家は多いと思います。 我が家でも女の子が誕生したとき、両親と何店も人形店をめぐって、我が家に迎え入れるお雛様をさがしにいったのはいい思い出です。 そもそもお雛様は、どうして生まれたのでしょうか?そしてどうして雛人形を飾るようになったのでしょうか? お雛様の由来や意味を調べてみましたのでご紹介いたします。

雛人形の由来とは

昔から、人形は人間の身代わりに厄を引き受けてくれると考えられてきました。 桃の節句は、子供の厄を祓って幸せを願う行事が由来となっています。 今でも行なわれている「流しびな」のルーツとなっているのが、草や紙、布などで作った人形に自分の穢れを移して、川や海に流して厄祓いをしていた昔の行事です。
この厄祓いの身代わりになっていた人形がお雛様のルーツとなっています。 もうひとつ、お雛様のルーツとなっているのは、平安時代に貴族の子供達の間ではやっていた、紙の人形でのおままごと この厄払いに作っていた人形と、おままごと遊びの人形が結びつき、男女対の人形になり、お雛様の原型となったと言われています。 そして、人形作りの技術が向上して、お雛様がより精巧な人形へと進化していく中で、お雛様に持たせるお道具なども作られるようになり、流す人形ではなく、飾る人形へと変化していきました。 江戸時代になると桃の節句が行事として定められ、財力のある商人達は、どんどん豪華で美しい、立派な雛人形を競い合って飾りあうようになっていったようです。

雛人形を飾る意味

お雛様は、3月3日になったら早く片付けないと婚期が遅れるとよく言われますね。 これはなぜかと言うと、雛飾りはお雛様の結婚式を表していて、女の子が幸せな結婚ができますようにという願いを込められているという意味があるからと言われています。
3人官女はお雛様のお世話をする係りの女性、5人囃子は結婚式を盛り上げる音楽を鳴らす子供たちを、そして随身は結婚式が無事執り行われるようにお護りしている右大臣と左大臣がいるんですね。 仕丁は雑用をする人なのですが、泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸の3人となっています。 こちらには、若い頃は泣いたり怒ったり、人間色々あるけれど、年をとったらずっとにこにこ笑っていられる笑い上戸の老人になれますように、という願いも込められているともいわれています。 また、お雛様の由来に通じる意味もあります。 それは大切な子供の厄や災いをお雛様が引き受けてくれるというものです。 そして、時期がきたらきちんと片付けることは、面倒なお片づけがきちんとできる娘に育てる、しつけるという意味もふくまれているようです。 お雛様を飾るということには子供を大切に思う昔から変わらない親の気持ち、色々な意味が含まれているんですね。

さいごに

お雛様の由来やお雛様を飾る意味を調べてご紹介しました。 お雛様は、お母様のものを引き継ぐという方もいますし、その子の身代わりとなる人形だからと、1人1セット用意するご家庭まで様々ですよね。 どんなお雛様であっても、親が子を大切に思う気持ちから用意するという部分は同じですね。 わが子を思う気持ちが昔から変わらず続いて伝統として残っている、とても素敵な日本の文化だなと改めて思いました。

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