初盆の飾りはいつから飾るのか?
初盆は四十九日の忌明け後、最初に迎えるお盆のことです。 地域によっては新盆と言ったりもしますね。 もしお盆の時期に忌明けしない場合、初盆は翌年のお盆に法要を行います。 なんでも飾りは早めに飾る、と考える方が多いかもしれませんが、お盆の飾りはそんなに早く飾る必要はありません。 お盆の飾りは8月13日~16日の期間に飾ります。 初盆は通常のお盆と違って、少し早めに飾るのが一般的です。 前日の8月12日~8月13日の夕方までに飾るようにしましょうね。 地域によっては旧暦にお盆を行っている地域や、9月ごろに行う地域もあります。 その場合でも基本的には前日から当日の夕方までに飾るようにしましょう。 8月16日の送り火が終わったら提灯を片付けます。 白提灯は送り火で燃やしたり、お寺で供養してもらって処分します。 使いまわさないので注意してくださいね!初盆の飾り 準備するものは?
初盆飾りで準備するものは、以下の通りです。 たくさんありますが、すべてを準備する必要はありませんよ!- 精霊棚
精霊棚は故人や先祖の霊をお迎えするためにお盆期間中に位牌を安置する棚のことで、盆棚とも呼ばれます。 これは必ず必要です! お仏壇の前から段々に降りてくるような祭壇が一般的ですが、無理して大きいものを用意する必要はなく、家にあるもので代用出来る物を探してみたり、ホームセンターなどで手に入る物を使って精霊棚を作ってもかまいませんよ!
- 提灯
初盆に飾る提灯は白提灯の白紋天です。絵入りのものは初盆には飾らないのでご注意ください! 御霊が自宅へ迷わず帰ってこられるよう、盆の入りに灯す提灯なので、こちらも必要です。
- 素麺
あの世から戻ってくるときに乗ってくる馬の手綱に見立てて、素麺をお供えします。
- 昆布
こんぶは喜びの気持ちを表します。
- ほおずき
精霊が迎え火や提灯の灯りを頼りに帰って来るので、ほおずきを提灯に見立てて盆棚に飾ります。
- 生花
棘のあるバラや、つるのあるもの、毒があるものは避けましょう。
- なすの牛・きゅうりの馬
精霊馬と呼ばれます。お盆飾りと言えばこちらをイメージする人も多いですよね。 精霊があの世から帰ってくる時、この世から帰っていく時の乗り物として供えます。 「来るときは馬に乗って一刻も早く来られるように、戻るときは牛に乗ってゆっくりお帰りください」という意味で牛と馬を用意しますよ!
- 水の子
なすやきゅうりをサイの目にきざみ、洗った米を混ぜて清水を満たした器に入れて飾るものです。 あの世で飢えに苦しみ渇いたのどに、少しでも楽に通るようにとの祈りを込められて飾るものとされています。 痛みやすいので、お盆の期間中毎日新しいものを作ってお供えしてくださいね。
- 閼伽水とみそはぎの花
器にきれいな水を入れた閼伽水に、5、6本のみそはぎの花を束ねて添えます。 あの世から帰ってくるときに付いて来た悪霊を払う、という意味があります。
- 夏の野菜・果物
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