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お盆のお墓参りはなぜするの?
お墓参りをしない理由にもあったように、お盆期間中はご先祖様は自宅に戻られているはずですよね。
では、お盆にお墓参りをする理由とはなんでしょうか?
実は、多くの地域・宗派の風習で、お盆にお墓に行くのは、お参りのためではなくご先祖様の送り迎えのためだったんです!
亡くなった方の魂は、なんと家に直帰しません!
あの世とこの世をつなぐ「通り門」としてお盆期間のお墓は存在します。
つまり、ご先祖様の魂は一度お墓に戻ってくるんですね。
この世に戻ってきたときに、玄関の役割をするのがお墓です。
そのお墓が汚いとどうでしょう? ・・・あまり良い気はしませんよね。
お墓参りをお盆にする意味は、お墓をきれいに掃除して手入れをすることにもあります。
お盆で家にご先祖様を連れて帰った後は、お墓ではなく仏壇にお参りするのが一般的ですよ。
地域や宗派によっては、お盆の期間中はご先祖様が家の仏壇に帰ってきているため、お墓参りはしないという考え方もあるようなので一度確認してみてくださいね。
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お盆のお墓参りはいつするべき?
お盆にお墓参りをする場合、いつするべきでしょうか?
送り迎え、ということなので、実は2回お墓参りをする必要があります。
1度目はお盆の初日である8月13日です。
迎え盆の日にお墓参りをして、ご先祖様を家までお連れします。
2度目は最終日の8月16日、送り盆の日です。
家からお墓まで一緒に戻り、あの世へお戻りになるのをお見送りします。
ですが現代では、短期間に2回お墓参りをするのは難しい場合も多いですよね。
1回でも、13日か16日と日付を決められると厳しい場合も・・・。
なので最近では、お墓参りをする日はあまり重視されていません。
お盆期間中に行けば良いですよ。
お墓参りをする時間も気になりますよね。
昔は、「午前中にすべき」という考えが一般的でした。
朝一でお墓参りをすることで、「他の用事よりも優先していますよ」、「ご先祖様を大切に思っていますよ」という証だとされていたんですね。
ですが、現代ではその考えもあまりされなくなりました。
とは言え、夕方や夜になってしまうと、お墓はとても入り組んでいて転びやすいので危険ですし、掃除もしづらくなります。
午前中とは言わないまでも、なるべく日の明るいうちにお参りするようにしましょうね。
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さいごに
お盆のお墓参りにはきちんと意味があったんですね。
行けない場合は仕方ありませんが、お盆に限らず、お墓参りは行けるときには行っておきましょうね。
きっとご先祖様も喜んでくれますよ!
お盆のお墓参りのお供え物や飾りについて、詳細に知りたい場合は以下の記事を参考にしてみてください。
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