朝夕が少し肌寒くなってきて、いちょう並木を歩きあの独特の臭いを感じると、あー秋になったな…と季節を感じます。
銀杏が沢山出回るのは10月で、旬も10月11月あたりです。
栄養価や薬効効果が高いと言われる銀杏ですが、微量の毒があることも有名で、食べ過ぎたらダメよと子供の頃によく言われました。
ただ、調べてみると、中毒症状が出たというのは1日で60粒食べた女性、2日間で100粒食べた女性、1日で100粒食べた男性など、一度にかなり大量の銀杏を食べた方のようです。
私は食べすぎたかも、と思うと翌日鼻血がでてしまうんです…
銀杏にはGABA(脳内の抑制性伝達物質)の生成を阻害する成分が含まれているため、体が一種の興奮状態に陥ってしまうようです。
食べすぎには気をつけるとして、簡単で美味しい殻つき銀杏の食べ方と銀杏の保存方法をご紹介します。
銀杏をフライパンで炒っても割れないときはどうすればいい?
銀杏の調理方法としてまず思いつくのはフライパンで炒る、という方法です。
すこし割れ目をいれてから炒れば、はぜないので安心してフライパンで炒ることができます。
割れ目を入れるのが難しいのですが、まな板の上において、割り箸やペットボトルのふたなどに入れて固定して、とんかちや、キッチンバサミ、もしくは包丁を横に寝かせて面の部分で叩く、という方法は割りと簡単に力を入れずに割ることができます。
キッチンバサミの中央にギザギザがついているくぼみがあるものもありますので、そこに入れて割ることもできますが、
結構力が要るので沢山ある場合は疲れます。
ペンチで割るという方法もありますし、毎年食べるという方は、専用の銀杏割り器もあります。
フライパンで炒る際は、焦がさないように転がしながら、ゆっくり10分ほどかけて炒ると美味しいほくほくの銀杏が食べられます。
銀杏の専用炒り器もあり、そちらは手のひらサイズのフライパンのようなものに網のふたがついているので、はじめに割れ目を入れる必要もなく、はぜても安心で、ゆっくりじっくりと炒ることができます。
割れ目をいれずにフライパンで爆発に気をつけながら炒る、という方もいらっしゃると思いますが、殻の水分量によってちっともはぜないこともあるようです。
割れないときは、そこからとんかちやペンチで割る、という方法、もしくは奥歯でばりっとわって食べる、という方法になります。
食べるときに薄皮をむくのも大変ですが、固い殻が割れたら、薄くサラダ油を塗ったフライパンでころころ加熱すると、つるんと薄皮をむくことができます。
もっと手軽に食べたい!という方は
電子レンジで加熱調理して食べる、という方法もあります。
割れ目をいれて封筒に平らに入れて、ふたをしっかりと折りこみます。
500Wで30秒から1分弱で、パンと1個でもはぜる音が聞こえたら、加熱をとめてください。
熱いうちに殻と薄皮をむくときれいにむけますが、くれぐれもやけどしないように気をつけてくださいね。
銀案の保存期間は?
銀杏の保存ですが、
殻のままでしたらそのまま紙袋や新聞に包んで冷蔵庫に入れておけば、2週間くらいは大丈夫です。
もし、もっと長く保存したい、という事でしたら加熱調理して、薄皮もむいた銀杏をジッパーバッグに入れて冷凍保存することもできます。
冷凍した銀杏は、冷凍したまま焼いたり、ゆでなおしたり、茶碗蒸しに入れたりなど、解凍せずに調理をすると美味しく食べることができます。
下処理した冷凍した銀杏は3ヶ月ほどは保存することができます。
殻つきのまま、そのままジッパーバッグに入れて冷凍保存するときは1ヶ月ほどは保存がききます。
冷凍保存した殻つき銀杏の調理は、冷凍したままゆでる、もしくは電子レンジで紙封筒に入れて、加熱調理するのがおすすめです。
さいごに
銀杏の調理方法と保存方法に紹介しました。
銀杏に塩をつけて食べながらお酒を飲むと最高ですよね、季節を感じられる大人の楽しみだなと感じます。
食べすぎには気をつけて、季節の味、銀杏を自宅でも楽しみましょう。
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